日本人の黒髪はおしなべて ハリツヤがあり 西洋人の憧れみたい
手入れをすれば キューテイクル を光が反射して美しい。条件が良くても悪くてもプロとしては良いヘアスタイルを
作ろうと努力する。良いスタッフといるとのびのび仕事ができ・・・
頭であまり考えてはいないのだけど手が勝手に次に毛束を持っていくというのか?良いヘアスタイルをいくらでも作る・・・日本人でなくてもシルク糸のような西洋人のモデルさんの髪でも。そういう経験をしたら自分が一番しっくりくるのはたとえ素材が髪の毛でも 何かを創造している時。一番の幸せ。
使用するアイテムの相性もある
私が好んで使うのはこちら ・・・MILBONのヘアスプレイは嫌なニオイもなく霧が大変に細かく繊細な仕事に向きます
その上ソフトな仕上がりが気に入って最近はこればかりです
セットに必須のヘアクリーム、ワックスはやはりMILBONが日本の取り扱い代表になっていますがイタリアウンブリア州のオーガニックスタイリング剤でハンドケアにも使えて便利ですオレンジ&レモングラスのアロマ入り。界面活性剤の怖さを知ると
何でもかんでも使えなくなります。(皮膚のバリアーに異常を引き起こす可能性が否めません)
デリカタムラッテコルボ 、というクリームタイプの全身に使えるものも柔らかいニュアンスを出したい時に使います
200ml¥2200ですから品質を思えば高くありません
先のワックスとブレンドして自分好みの硬さにすることもできます
若い方ばかりでなく中高年になるといろいろ体質も変化し今まで使っていたものが突然使えなくなったりもします
のでできるだけ安全でリスクを避けたものをチョイスしていきたいと思います
時は流れて・・・ルーズヘアはできますか?とあるスタジオで質問された。
品のないヘアスタイルは嫌いだけれど基礎ができていれば、見れば設計図が見えるから再現できるもの。
反対にルーズしかできないと逆はありえない。他の仕事もきっとそうでしょう。例えば建築も一緒。
やれと言われたらプロはできて当たり前。
だけど・・・何でもかんでもやってはいけないな・・・とふと思った。
信頼関係が大切なんだ。
仕事で成功して人格破産、って言葉があるけど本来それもありえない
良い仕事をする人は大抵 長くやるうちにいろいろな憂き目にも会い人様にも暖かく一緒にいて
収縮ではなく拡張を感じる人たちが多い気がする。
私がかつて所属していた麹町撮影スタジオは掃除のおばちゃんまで
みんなが 暖かかった。一つの家族のように感じてた。
決して自慢話ではなくクライアントさんには一人のモデルでいくつもスタイルチエンジすると、たくさんのモデルを
使ってるようだ、と喜んでいただき また指名していただいた。
負荷があるから成長もするが本当に良い仕事ができるように、
そしてやっぱり使うものでも言葉でも 愛がなくては。